ba2 LABO
ba2 Labo誕生の背景
商品研究のために様々なスニーカーを、見て触って履いてみて感じたのは、千差万別ということ。スニーカーという言葉で一括りにされていますが、用途、素材によって、全く性質や特徴が違います。
例えば、ランニング目的から派生した New Balanceの名品 M1500と、モードな革靴作りから派生している PRADAの逸品 VITELLO SOFT のレザースニーカーでは、重量、履き心地のやわらかさなどは全く異なります。どちらも素晴らしいスニーカーですが、目指すものが異なります。
オンラインだからこそできる購買体験を通して、リアル以上に買いやすいオンラインラグジュアリースニーカーブランドを目指すba2では、写真だけでは伝わらない、分かり得ない、寸法や重量を比較することで、リアル以上に買いやすい新しいスニーカー購買体験を目指します。
オンライン購入では、他社商品と比較検討するのが購買行動の大前提と考えておりますので、ba2 Laboにて計測し、比較しやすいように情報を提示させていただきました。
代表的なスニーカーとba2 のレザートレーナーを比較しておりますが、一人のスニーカーファンとして、他社の名品に多大なリスペクトを感じておりますし、寸法、重量などのファクトを比較するだけで、優劣を付ける企画ではないことを、あらかじめお断りしておきます。
少しでも買いやすいオンラインスニーカーサイトになりますと幸いです。
2021 AUTUMN COMPARISON
SUMMARY
ba2 | Prada | New Balance | Adidas | |
Price (価格) | ¥28,600 | ¥118,600 |
¥28,600 |
¥18,000 |
Production Country (製造国) | Portugal (ポルトガル) |
Vietnam (ヴェトナム) |
England (英国) |
Vietnam (ヴェトナム) |
Weight (g: 片足) |
497g (27cm) |
494g (26.5㎝)※ |
376g (27cm) |
430g (27cm) |
Upper Material (アッパー素材) | イタリアンレザー | イタリアンレザー | ファブリック
スエード |
レザー |
Sole Material (ソール素材) | 軽量ラバー |
軽量ラバー | ラバー+NCAP (ポリウレタン+EVA) |
ラバー |
Sole Length (ソール長さ) |
30.2cm | 29.5cm | 28.9cm | 29.1cm |
Sneaker Height (スニーカー高さ) |
11.4cm | 10.5cm | 11.0cm | 8.8cm |
Sole Height (ソールの厚さ) | 4.0cm | 3.7cm | 2.9cm | 2.5cm |
Sole Width (ソール幅) |
10.2cm | 11.4cm | 10.5cm | 9.9cm |
Outsole Hardness (アウトソールの固さ) | 54.0 | 56.5 | 70.0 | 64.0 |
Insole Hardness (インソールの固さ) | 44.5 | 49.5 | 34.5 | 47.0 |
※PRADAは横幅が広いため、履いた時のサイズ感を合わせるために26.5cmを使用。
※重量、サイズは個体差がある可能性があります。
※ソールの固さの計測には、ゴム高度計を使用。数値が低いほど柔らかく、高いほど硬い。
4モデルの特性の違い
4モデルを比較してみると、アッパーの素材、ソールの厚さ、重量などで、商品キャラクターの違いが説明できます。
■特性の違い:スポーツシューズ派生か、ドレスシューズ派生か
・スポーツシューズ派生のスニーカーは、早く走るための工夫が随所に盛り込まれており、アッパー素材には軽量なファブリックや、ミッドソールにポリウレタンを内蔵し、振動吸収を狙うものが多いです。おそらく、多くの方がイメージするスニーカーのイメージはこちらです。バスケットシューズやテニスシューズなどで人気を博したモデルが多数あります。
・ドレスシューズ派生のスニーカーは、ファッションシーンから強く影響を受けているため、スタイルが良く見える厚いソールや、高級レザーを用いることで、自身のスタイルを美しく見せるようにという狙いがあります。ソールが厚みとレザーの重さのため、重量は重めだが、スニーカーの高級感は高いです。厚めなソールを使用しながらも、ラバーソールか、EVAソールかで重量と履き心地、ソールの耐久性は異なります。
履き心地は
NewBalanceはミッドソールの素材が振動を吸収し、やわらかな接地感を感じさせた後に、耐久性を持たせるためのアウトソールの固さを感じさせる。インソールとアウトソールの硬度計の数値にもその特性が表れている。
Prada とba2 のスニーカーは400g台後半と、あきらかに New Balanceと比較した際に、ずっしりと重みがある。NewBalanceのように柔らかいミッドソールが振動吸収するのとはちがい、厚みをもったラバー全体で振動を吸収する。
Adidasのスニーカーでは、2.5cmソールが標準の厚さなこともあり、この4モデルの中では一番ダイレクトに地面感を感じる。
重量は
New Balanceが376g (27cm)と一番軽く、厚いラバーソールをもつba2 497g (27cm)とPrada 494g (26.5㎝)※は、明らかに重い。 レザー製と標準の厚さのラバーソールのAdidasはその中間の430g (27cm) であった。
軽量であればあるほど、素足の感覚に近くなるのでスポーツシーンなどでは好まれる。M1500はランニングシューズ派生のスニーカーのため、その重量と振動吸収にすぐれたミッドソールを併せ持つ。
一方で、4cm高ソールをあえて、より軽量なEVAではなく、ラバーソールを採用した狙いがある。ひとつは4cm高ソール独自のしっとりとした履き心地が高級感を感じるということ。1年履いて履きつぶすスニーカーとちがい、高価なラグジュアリースニーカーでは、ソールにも耐久性を持たす必要があると考えたためだ。ソールのことを気にしすぎて履く機会を制限しなくていいように、ba2のソールはカーブしているため、直線なソールと違い、摩耗した際に目立ちづらい。
詳細は各モデルとの下記比較ページからご覧ください。